「基本情報技術者 午前試験の過去問は何年分解くべきか」という議論について

IT業界で働いている人や、興味がある人で基本情報技術者試験に合格するために勉強している人も多いと思います。

その中には、

悩む人

基本情報技術者試験の午前試験って何年分解けば十分なんだ。。?

と思っている人もいるのではないでしょうか。

実際に筆者も、基本情報技術者試験を受ける時は午前試験の過去問をどれくらい解けばいいか分からず、色々なブログやサイトを読み漁っていました。

筆者について

この記事を書いている筆者は、基本情報技術者/応用情報技術者を取得済みです

そこで今回は、

・午前試験は何年分解けばよいか

・午後試験対策に移るタイミング

について書いていこうと思います。

先に結論を書いてしまうと、以下の通りです。

・直近5年分で対策するのが効率的

・60点取れば合格なので、100点を目指すより午後試験対策に時間を使うべき


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基本情報技術者試験 午前試験とは

悩む人

午前試験ってそもそもどんな試験形式で、何点取ればいいの??

午前試験の概要を以下にまとめてみました。

基本情報技術者試験 午前試験概要
MEMO

長文問題などは出題されず、全て一問一答形式の問題です

午前試験の概要については、こちらの記事で詳しく書いているので先にこちらを読んでから戻ってくることをオススメします。

【2021年度版】基本情報技術者 午前試験対策に必要な情報を全てまとめてみた

基本情報午前過去問は、一般的に直近5年分が目安

一般的には、基本情報技術者試験の午前試験は5年分を解けばよいと言われています。

「基本情報 午前 何年分」で検索をかけてみると、以下の結果になりました。

サイトA:直近5年分

サイトB:直近8年分

サイトC:直近5年分

サイトD:直近3年分

多くのサイトで直近5年分が過去問対策に有効だと解説されています。

実際に私の周囲の友人たちも基本情報に合格した人は直近の5年分くらいで対策をしていました。

過去問が古いと、最新の基本情報試験範囲に対応できない

直近5年間の過去問対策が良いと言われている理由の一つとして、「古過ぎる過去問を解いても、効率的ではない」というものがあります。

ITの技術や理解は年々変化しており、基本情報技術者試験の対象者像である「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」の定義も年々変化します。

つまり、試験内容も技術進歩に応じて変化させる必要があります。

もう少し、具体的に見てみましょう。

基本情報技術者試験の試験範囲が変化している例

情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.4.6 変更箇所表示板

上は2021年4月の基本情報技術者試験の試験要綱ですが、試験範囲に新たにAI技術が組み込まれた事が分かります。

もし、10~20年前の古い過去問だけで対策をしてしまうと、このように最近追加された試験範囲に対応する事ができません。

そのため、直近の過去問が最も最新の試験範囲に近いため、本番の試験で出題される問題が多いと考えられます。

※「直近1,2年よりも3,4年前の過去問からよく出題される」という噂も聞いたことがありますが、実際どうなのかは定かではありません。もし試験まで時間が無いのであればその噂を信じてみるのもアリだと思います。

基本情報午前試験では満点を目指す必要は無い

悩む人

でも、直近5年分を解くよりも過去15年分まで解いた方が高得点を取れるんじゃないの?

その通りです。

ですが、基本情報技術者試験の試験は相対評価ではなく絶対評価であり、60点を取ろうが90点を取ろうが評価は同じ「合格」です。

もし時間が無限にあるのであれば、午前試験を15年分解いてから午後試験対策に移ってもいいと思います。

ですが、多くの受験者は

悩む人

できるだけ短時間の勉強で合格したいな

と思っているかと思います。

私は、

午前試験は60点を取れば合格点であり、60点を取るためには5年分の対策で問題ない

と思っています。

基本情報技術者試験は午前試験と午後試験に両方合格する必要があり、午前で合格圏内に入った後は午後試験の対策に時間を費やす方がいいでしょう。

筆者は7年分やったが、5年分で十分だと感じた

筆者は基本情報技術者試験の対策をする際に、直近7年分の過去問を解いていました。

(どんな勉強法をしていたかについては、以下の記事で詳しく書いています。)

【戦略的に考える】基本情報技術者午前試験の対策を解説します

感想は以下の通りです。

・5年分ではなく、7年分解いて良かったとは思わなかった

・午後試験がギリギリの合格だったため、午前試験の勉強時間を午後試験に割くべきだった

要は、「5年分の過去問対策だけでも全然よかったなあ」と思いました。

午前試験で90点を取ってもボーナスがあるわけではないので、サクッと午後試験に移行するべきだったと思います。

基本情報午前過去問で8割安定して取れたら午後対策に移る

悩む人

じゃあ5年分の過去問を何周解いたら午後試験に移ればいいの?

何周したかではなく、何割安定して正解できているかで判断しましょう。

例えば、5年分の過去問を5周しても5割程度しか正解できないのであれば、本番でも60点に届かない可能性が高いです。

逆に、5年分の過去問を1周したら8割安定して正解できるようになっている人もいるかと思います。

そして、安定して8割正解できていれば本番でもほぼ間違いなく6割以上は取れると思います。

なので、目安としては安定して8割が正解できるようになっていれば午後試験対策に移ってもいいと思います。

悩む人

それってどれくらい勉強時間かかるの?

という人は、こちらの記事で午前試験の勉強時間について詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。

【体験談】基本情報技術者 午前試験の勉強時間がどれくらいだったのか

筆者は基本情報本番の方が正答率が上がった

私の場合、午前試験の過去問対策時間と本番の結果は以下の通りでした。

【勉強時間】
  60時間

【過去問正答率】
  6~7割

【本番の点数】
  75点

これは人によるかもしれませんが、筆者は本番の方が過去問よりも正答率が高かったです。

何故かというと、本番は問題に取り組む本気度が違うからです。

正直、過去問対策はあくまで勉強なので少し考えて分からなかったらすぐに答えを見ていましたが、本番はそうはいきません。

基本情報技術者試験の問題は、本気で考えれば消去法で選択肢を消せる問題も多くあるため、本番の方が過去問対策の時よりデキが良かったですね!

基本情報技術者試験で午前免除を利用したいならBiz Learnがオススメ

悩む人

独学じゃ基本情報の試験勉強が全然はかどらないんだけど。。

悩む人

基本情報には午前免除制度があるって聞いたから使ってみたい。。
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偉い人

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「『基本情報技術者 午前試験の過去問は何年分解くべきか』という議論について」まとめ

最後にもう一度まとめてみます。

・直近5年分で対策するのが効率的

・60点取れば合格なので、100点を目指すより午後試験対策に時間を使うべき

このブログでは他にも基本情報技術者合格に役立つ記事を色々と書いているので参考にしてみて下さい。

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